松山、暫定23位浮上…後半失速悔やむ

 「ノーザントラスト・オープン・第2日」(14日、リビエラCC=パー71)

 第1ラウンドの残りと第2ラウンドが行われ、松山英樹(21)=LEXUS=は第2ラウンドを5バーディー、3ボギーの69で回り、通算3アンダーで暫定23位に浮上した。石川遼(22)=CASIO=は3バーディー、3ボギーの71と巻き返せず、通算4オーバーで予選落ちした。ベ相文(韓国)が66と伸ばし、通算9アンダーで暫定首位。日没で6人が競技を終えられなかった。

 11番までに5バーディーを奪いながら、その後三つスコアを落とした。失速した松山は「後半に崩れたら意味がない」と悔しさいっぱいだった。

 序盤はグリーンを狙ったショットがさえた。1番(パー5)で1・2メートルにつけると、ともにパー4の3番と5番、さらに6番(パー3)で、すべて2メートル以内に乗せてバーディーを奪取した。

 しかし、後半に入るとタイミングが合わないのか、打った直後に手を離す場面がしばしば見られた。右へ右へと曲がり始め、12番(パー4)は第1打が右ラフ、第2打も大きくグリーン右に外してボギー。15番でもティーショットを右に曲げ、林の中へ打ち込んだ。

 前日は新ドライバーを試し、この日は元に戻したものの「きょうはドライバーが一発も当たらなかった」と感触を取り戻せていない。それでもアイアンショットは好調なだけに「トップとはそんなに差がない。キーはドライバー。修正して後半でスコアを伸ばしたい」と決勝ラウンドでの追い上げを誓った。

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