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松島でかした…大きなボーナストライ 夢の8強へ「自分たちの力信じて」

 「ラグビーW杯・1次リーグA組、日本38-19サモア」(5日、豊田スタジアム)

 1次リーグA組で日本はサモアに38-19で勝ち、3連勝で勝ち点を14に伸ばした。SO田村優(30)=キヤノン=がPGを4本決めるなど正確なキックで18点を挙げ、勝利を呼び込んだ。WTB松島幸太朗(26)=サントリー=は試合終了間際に貴重な4トライ目。日本代表のW杯最多となる通算5トライとした。日本は初の8強入りを懸けて、13日の最終戦でスコットランドと激突する。

 日本全国の希望を乗せた楕円球を、松島が電光石火で押し込んだ。「FWが強いスクラムを組んで、行けるスペースがあったのでトライできる自信はあった」。後半44分過ぎ、ゴール前で左へ展開し左隅へ飛び込んだ。

 「ボーナス点は取れるなら取りにいく意識だった。ラストチャンスで仕留められて良かった」。値千金のチーム4トライ目は、開幕戦でハットトリックを決めた松島個人としてもW杯通算5トライ目。朽木英次に並んでいた日本の最多記録4を更新した。今大会4トライもモントジャ(アルゼンチン)に並んでトップタイ。トライ王すら射程に捉えた。

 もはやこの男がボールを持てばいやが上にも期待が高まる。前半27分、右サイドで計7人を抜き、CTBラファエレのトライを生むビッグゲインで魅了。後半15分からはFBに入ったが、「最後まで抜かれることなく守れたのが勝因」と“最後のとりで”としても胸をなで下ろした。

 信頼を失いかけたこともある。昨年4月、スーパーラグビーのサンウルブズ-ブルーズ戦。FBで先発の松島は後半12分で交代を命じられ、ジョセフHCは「タックルミスが多い。タックルできない選手は代えざるを得ない」と心を鬼にした。しかし、同6月の日本-イタリア戦では成長した姿を披露。指揮官も「課題のディフェンスで改善が見られ、ビッグゲームでも第一級のプレーをしてくれる」と信頼を寄せ、今では欠かせない存在だ。

 夢の8強は目前。スコットランド戦に向けて「次は1点差でも勝てばいい。自分たちの力を信じてやる」と松島。自らの手で歴史の1ページをつくる。

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