イングランドが決勝トーナメント一番乗り 乱闘、一発退場…大荒れの一戦に圧勝

 イングランド-アルゼンチン 後半、突進するイングランドのアンダーヒル=味の素スタジアム
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 「ラグビーW杯・1次リーグC組、イングランド39-10アルゼンチン」(5日、味の素スタジアム)

 エディー・ジョーンズHC率いるイングランド(世界ランキング3位)が前回大会4位のアルゼンチン(同10位)に圧勝。3連勝で勝ち点を15まで伸ばし、決勝トーナメント進出一番乗りを決めた。序盤から乱闘劇に加えて、退場者が出るなど大荒れの展開の中、6トライを奪う猛攻で制した。

 イングランド、フランス、アルゼンチンが入る“死の組”で2連勝で首位に立つイングランド。初戦でフランスに逆転負けしたアルゼンチンはこの試合に敗れると、1次リーグ突破が絶望的になる。お互いのプライドをかけた一戦は開始から激しいぶつかり合いとなった。

 PGで先制を許したイングランドだが、すぐに反撃。8分にWTBメイが左隅にトライを決めて逆転した。

 ここから試合は荒れる。12分にアルゼンチンの主将、フランカーのマテラが、SHヤングズに危険なタックルを仕掛け、両軍入り乱れての乱闘が発生する。そして17分にはアルゼンチンのロック・ラバニーニが肩から顔面にぶつかるようなハイタックルをCTBファレルに浴びせ、TMO(テレビ・マッチ・オフィシャル)の末にレッドカードで一発退場。残り63分を1人少ない状態で戦うことになった。

 イングランドは主将のファレルのキックが不調で、前半を15-3と大きなリードを奪うことができなかったが、後半もペースを渡さない。最終的には6トライを挙げ、29点差で制した。

 前回大会では、開催国が史上初めて1次リーグで敗退するという不名誉な記録を残したラグビーの母国。大会終了後に豪州出身のジョーンズHCを初の外国人監督として招へいし、再建を図った。就任から18連勝を飾るなど、すぐに結果を出した。

 優勝候補と呼ばれて臨んだ今大会。3試合すべて勝ち点5を獲得し、決勝トーナメント一番乗りを決めた。

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