松島幸太朗“TRY Again”フィジー戦に続く2戦連発を宣言「取りにいく」

 「ラグビー・パシフィックネーションズカップ、日本-トンガ」(3日、花園ラグビー場)

 ラグビーのパシフィック・ネーションズカップ(PNC)第2戦のトンガ戦(3日、花園ラグビー場)に臨む日本代表は2日、冒頭15分のみ公開して前日練習を行った。2トライを決めた初戦のフィジー戦に続いてWTBで先発する松島幸太朗(26)=サントリー=は2戦連続トライを宣言。プロップ稲垣啓太(29)=パナソニック=はフィジカル自慢の相手にタックルで勝負を挑む思いを明かした。世界ランキングは日本が11位、トンガは14位で、過去の対戦成績は日本の8勝9敗。

 虎視眈々(たんたん)と、2試合連続トライを狙う。松島は「WTBで出るので、またトライにこだわっていきたい。取れるチャンスがあれば、しっかり積極的に取りにいきたい」と宣言した。

 花園は2010年度の全国大会で桐蔭学園高を日本一に導いた地。準決勝の大阪朝鮮高戦では100メートル独走トライを決めた。その話題に「このレベルでそれができたらすごい」と苦笑い。代表として初めて臨む新装花園の舞台。「前の花園よりも観客との距離が近い感じがするので、そこは楽しみ。芝の状態もすごくよいので、いいプレーができる」と手応えを示す。

 ボール保持がテーマだったフィジー戦から「キックが多くなる」と戦術は変わる。変幻自在の戦略を実行できることが日本の強み。「W杯でも相手がどこを対策すればいいのかと迷うと思う」とニヤリ。さらに「スペースが空けばプラン通りやるのではなく、臨機応変にやっていく」と隙あらば一発を狙う危険な存在になる思いだ。

 本職のFBとWTBの二刀流で練習を重ねる。激しいポジション争いに「どのポジションでも高いレベルでパフォーマンスを出したい。毎試合自分の役割をしっかり理解した上で、取り組んできた部分を出したい」とアピールする思いだ。

 W杯開幕まで50日を切った。「僕はもう、早くやりたいなっていう気持ち。今やっている試合は、すべてW杯をイメージしてやれている」。大歓声を浴びながら花園で決める2戦連続トライ。W杯本番の予行演習になる。

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