旭富士 新十両V宣言 史上最速タイスピード出世も笑顔なし「目標は横綱。もっと愛される力士に」
日本相撲協会は30日、東京・両国国技館で大相撲九州場所(11月8日初日、福岡国際センター)の番付編成会議を開いた。旭富士(24)=本名バトツェツェゲ・オチルサイハン、モンゴル出身、伊勢ケ浜=と元中学横綱の竜鳳(19)=本名・西村和真、京都出身、音羽山=の新十両昇進を決めた。
旭富士は昨年九州場所の初土俵から所要6場所で昇進し、年6場所制となった1958年以降初土俵では高鉄山(後の板井)、土佐豊、常幸龍、炎鵬に並ぶ1位のスピード出世(付け出し除く)を達成。それでも「特に何も感じていません。内容は全然ダメ。前に出る相撲ができていない」と、笑顔はなかった。
モンゴルから相撲留学で来日し、高校卒業後は4年半を研修生として過ごした。関取衆と互角に渡り合う実力で、先代師匠の宮城野親方(元横綱旭富士)から横綱のしこ名を継いだ。伊勢ケ浜親方(元横綱照ノ富士)は「マスコミに必要以上に期待され、本人は応えようとした。巡業で肋骨が折れて稽古ができてなかったがよく頑張った」と、8月の負傷を明かし、弟子をたたえた。
旭富士は「目標は横綱。もっと愛される力士になりたい」と語った。九州場所に向け「優勝したい。自分のいい相撲取れれば優勝できる」とキッパリ。来場所は部屋から10人が関取の見通しだ。師匠と同じ新十両優勝を果たして、さらに部屋を盛り上げる。
