ミラノ五輪銀メダル・二階堂連 パパとして初優勝 貫録みせつける「大きい台では負けられない」今夏は育児休業へ

 「ノルディックスキー・サマージャンプ」(1日、札幌市・大倉山ジャンプ競技場=HS137㍍)

 男子成年はミラノ・コルティナ冬季五輪銀メダルの二階堂蓮(25)=日本ビール=が合計263・9点で制した。1回目に130・5メートルで首位に立ち、2回目は124メートルだった。成田絆(ダイチ)が2位、布施飛雄真(東京美装)が3位。複合から転向した山本涼太(長野日野自動車)は6位、54歳の葛西紀明(土屋ホーム)は10位だった。女子は勢藤優花(オカモトグループ)が218・0点で前日の宮の森サマージャンプ大会に続いて優勝。2位は葛西優奈(JAL)、3位は中山和(日本ビール)だった。

 父になった男子の二階堂が、冬季五輪銀メダリストの貫禄を示した。7月下旬の長女誕生後では初優勝。得意のラージヒルで好内容をそろえ「大きい台では負けられない。世界の力を見せつけられた」と胸を張った。

 コーチの判断でスタート位置を5段下げた1回目は、加点の条件となるヒルサイズの95%を越えて悠々とトップに立った。2回目も他の選手より短い助走距離ながら、K点(123メートル)を1メートル上回り「納得している」と手応えを口にした。

 今夏は育児に専念するため、2日の試合を終えた後は約2カ月間、大会に出場しない“育児休業”に入るという。「限られた時間で細かい技術も磨き上げたい」と競技との両立へ意欲を燃やす。

 今年は1月のワールドカップ(W杯)で初勝利を挙げ、ミラノ・コルティナ五輪でも初出場でメダル三つと大躍進を遂げた。一家を支える責任を胸に刻み「パパになっても日本のトップでいることが目標。これからは自分だけの人生ではない」。一層の進化へ挑戦は続く。

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