元幕内の富士東、幕下復帰で勝ち越し王手「皆に胸を出して、自分の稽古にもなっている」師匠の元栃東、玉ノ井親方からも信頼
「大相撲夏場所・8日目」(17日、両国国技館)
元幕内で東幕下59枚目の富士東(39)=玉ノ井=が、西幕下59枚目の春雷(21)=立浪=と対戦。寄り倒して3勝1敗とした。春雷は2勝2敗。
立ち合いから左を差して右上手をつかみ、そのまま止まらず寄り倒した。当初は勇み足で相手方に軍配が上がったが、物言いの末、軍配差し違えで白星を手にした。
富士東は「慌てました。前には攻められた。詰めをしっかりしたい」と苦笑交じりに語った。昨年3月場所以来となる幕下で、勝ち越しに王手。「体の状態はすごくいい。幕下に行徳ら若手がたくさんいるので、皆に胸を出して、自分の稽古にもなっています」と手応えを口にした。
2020年の九州場所を最後に、関取からは遠ざかるが、分厚い胸板と太い腕を誇り、コンディションは良さそう。ふくらはぎの肉離れで三段目に落ちていたが、復調しつつある。
師匠の玉ノ井親方(元大関栃東)は「部屋で一番トレーニングをしている。下の面倒も見てくれて、胸を出して天昇山をヒイヒイ言わせている。まだまだやれる」と信頼を口にした。
登録者数2・7万人の部屋YouTubeチャンネルでも度々登場する39歳。声援が増えたことを実感しており「本当にありがたいです。部屋のために、自分のできることを頑張りたい」と前を向いていた。
