最軽量級の永山竜樹 無差別1勝ならずも充実感「めちゃくちゃしんどい(笑)死ぬかと」身長29センチ、体重52キロ差の小川と対戦
「柔道・全日本選手権」(26日、日本武道館)
体重無差別で行われた。パリ五輪60キロ級銅メダルで身長154センチの永山竜樹(パーク24)が、身長183センチ、体重112キロの小川竜昂(日本製鉄)に敗れ、初戦敗退となった。1勝とはならなかったが、伝統の大会に最軽量級で挑戦し「日本武道館で重量級の選手と戦えて幸せな時間。貴重な経験ができた」と充実感に浸った。
動き続けた。重量級の体力が残る試合前半は我慢の時間。投げられそうになっても体をひねってかわし、耐え続けた。後半からは積極的に技を仕掛け、ギアをアップ。腹ばいになった身長29センチ、体重52キロ差のある相手をひっくり返すなど怪力を見せつけ、会場を沸かせた。
最後は相手に内股で有効を奪われ、敗退。「めちゃくちゃしんどい。死ぬかと思った。ずっと動いていけないので」と笑いつつ、「楽しい試合でしたけど、きつかった」と滝のようにあふれる汗を拭った。
3度目の全日本選手権が終わった。今後は自身の階級に戻り、世界選手権(10月、バクー)に照準を合わせていく。連覇なら、目標の28年ロサンゼルス五輪の選考レースで大きくリードできる大一番だ。今月に第2子が誕生した柔道家は「家族も1人増えてますます負けられない。家族のためにも勝ちたい」と気持ちを込めつつ、「ロサンゼルス五輪金メダルを取って、この舞台に戻ってきたい」と、全日本選手権のリベンジの気持ちも忘れていなかった。
