張本智和 松島のエース起用を岸川監督に直訴「対戦相手を見て使って」 57年ぶり金へ闘志燃やす
卓球の世界選手権団体戦(4月28日開幕、ロンドン)に出場する日本代表が14日、都内で練習を公開した。男子のエース・張本智和(22)=トヨタ自動車=は、急成長中の松島輝空(18)=木下グループ=にチームの柱となるような活躍を期待。女子の張本美和(17)=木下グループ=は2年前の釜山大会での雪辱を誓った。早田ひな(25)=日本生命=は、新たな戦術で臨むと語った。打倒中国を掲げ、男子は1969年ミュンヘン大会以来57年ぶり、女子は71年名古屋大会以来55年ぶりの金メダルを目指す。
選手層の厚さに手応えがあるからこその発言だ。張本智は岸川聖也監督に「僕に気を使ってエース(の第2シングルス)で使う必要はない。対戦相手を見て松島をエースで使ってもらって大丈夫」と直訴したことを明かした。「僕よりも松島の方が勝ちやすい相手もいるし、その逆もある。ただただ心強い」。金メダル獲得へチームの勝利を優先する。
今回で4度目の出場。「誰かに頼っての団体戦を経験してこなかった。誰かにエースを任せてもいいと思える状況ではなかった」と10代から勝利の重責を背負ってきた。現在は18歳の松島がツアー大会で世界ランク1位の王楚欽(中国)を破るなど急成長中。世界ランクは8位に上昇し、4位の自身と合わせてトップ10に2人の日本選手がいる。「中国に勝つ力も五分五分くらい。戸上君もいて、エース級で5試合を戦える」。“過去最強の布陣”。団体の金メダルは視界に捉えている。
ライバルは最強・中国と、24年パリ五輪の3位決定戦で敗れたフランス。28年ロサンゼルス五輪の団体競技は混合しか実施されないため、男子団体の世界一を決めるのは世界選手権のみだ。「五輪でリベンジはできない。世界選手権は爆発しないといけないので、安定感ではなく全員で出し切る気持ちで、結果だけを求めて頑張りたい」と闘志を燃やした。
