暴力問題で処分の伊勢ケ浜部屋、親方全員で弟子の生活面も共同指導へ「部屋付き親方も師匠と同じ立ち位置で」

 「大相撲春巡業」(11日、秋葉台文化体育館)

 伊勢ケ浜親方(元横綱照ノ富士)が弟子の幕内伯乃富士に暴力を振るった問題で、伊勢ケ浜部屋の今後の運営を協議する会合が10日、東京・両国国技館で行われ、師匠の伊勢ケ浜親方と部屋付きの親方衆が同じ立場で弟子に対し、生活面を含めて指導していくこととなった。部屋付きの楯山親方(元幕内誉富士)が11日、巡業先で報道陣に明かした。

 会合には伊勢ケ浜親方、部屋付きの楯山親方、桐山親方(元関脇宝富士)、間垣親方(元幕内石浦)、そして一門の浅香山理事(元大関魁皇)と日本相撲協会の佐渡ケ嶽危機管理部長(元関脇琴ノ若)と勝ノ浦同副部長(元幕内起利錦)らが参加した。

 楯山親方によると、部屋の様子を適時、浅香山理事に報告すること、佐渡ケ嶽部長らが部屋の視察に訪れることなどが確認された。「部屋の親方みんなで部屋を指導していく。トップに師匠がいて、部屋付きがいるのではなく、みんな同じぐらいの立ち位置で弟子を見てください、ということでした」と説明した。

 これまで場所前ごとに部屋の親方衆が集まり会食して、指導への意思統一を図ってきたという。ただ、稽古場から徒歩15分程離れた宿舎での指導は師匠が行っていた。楯山親方は「稽古場では師匠だけが指導しているわけではなく、その部分は変わらないですけど、私生活の面で部屋付きの親方も協力していく、という心づもりです」と語った。稽古場以外でも親方衆が一丸となることで、暴力根絶を目指す方針だ。

 日本相撲協会は9日の臨時理事会で、伊勢ケ浜親方の委員待遇年寄から年寄への2階級降格と、10%減給3カ月の処分を下した。未明に泥酔して後援者の女性の太ももを触るなど不適切行為を犯し、騒動のきっかけとなった伯乃富士には厳重注意を課した。当面の間は伊勢ケ浜一門の浅香山理事(元大関魁皇)を中心に、一門と協会から部屋を指導・監督下に置くことを決め、部屋に対して集団指導体制の構築を求めていた。

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