青学大・原監督 女子陸上界発展誓う「ライバルは女子ゴルフ」 女子選手も男子選手と同じ練習実施へ 原イズム活かし27年全日本大学女子駅伝優勝目指す
1月の東京箱根間往復大学駅伝で総合3連覇を果たした青学大の陸上競技部が4日、相模原市の同大キャンパスで女子駅伝チーム創設についての会見を開いた。男子チームと兼任で指導する原晋監督(59)は「ライバルは女子ゴルフ」と堂々宣言し、女子陸上界の発展を誓った。2人が入部し、京都・立命館宇治高出身の芦田和佳(のどか)と、兵庫・須磨学園高出身の池野絵莉(かいり、ともに1年)も出席。当面は関東学生対校選手権と日本選手権の入賞を目標に、2027年10月の全日本大学女子駅伝での初出場優勝を目指す。
男子駅伝チームを常勝校に押し上げた原監督は、高らかに宣言した。
「真のライバルは女子ゴルフ。私が就任した2003年はメジャーではなかったが、当時18歳の宮里藍さん、横峯さくらさんの頑張りで、試合数と賞金総額は増えて華やかな世界になった。ゴルフ界のメカニズムを勉強して、女性が輝かしく自分らしく走れる環境を整えることで、記録も伸びて競技人口も増える、そういう構造をわれわれ大学女子駅伝界は作っていきたい」
かねて箱根駅伝前に“ライバル”を問われた際も、駒大や早大と答えるのではなく、野球界やサッカー界と発言し、陸上界の発展を考えてきた名将。女子チームでも心構えは同じだ。
女子駅伝部を通して社会課題を解決し、女子教育をさらに充実させていくことがチーム創設の理由で、女子選手の競技数減や、長距離種目の世代別日本記録が長く更新されていないことも背景の一つ。初期メンバーには、25年全国高校総体3000メートル3位の芦田と、同4位の池野の2人が加入。女子専用メニューはなく、男子と同じ練習をこなし、組織として競技力向上を計っていく。
来年に4人ほどの入部を想定し、駅伝初戦は27年10月の全日本大学女子駅伝を見据える。「男子チームで培った青山学院の原のノウハウを活用しながら精いっぱい頑張っていきたい」と所信表明した原監督。芦田は「男子駅伝で結果を残されている。その中で一緒に練習させてもらえるのが楽しみ」と目を輝かせ、池野も「監督と話をした時にとてもわくわくした。4年間で力を磨いて、応援していただいている方に感謝の走りを表現したい」と気持ちを込めた。
