女子駅伝チーム創設の青学大・原監督 朝練習など男女合同「男子チームで培った原ノウハウを活用して」「低迷してきた女子陸上界を盛り上げていく存在に」
陸上競技部に女子駅伝チームを創設する青学大が4日、同大の相模原キャンパスで会見を行い、男子チームと兼任で監督を務める原晋氏は「男子チームで培った青山学院の原のノウハウを活用しながら精いっぱい頑張っていきたい」と所信表明した。
チーム理念は「美しさ・さわやかさ、力強さを体現し、すべての女性に活力を与える存在となる」。女子駅伝部を通して社会課題を解決し、女子教育をさらに充実させていくことが狙いで、女子選手の競技人口減、長距離種目の世代別記録が更新されていないこともチーム創設の理由。原監督は「低迷してきた女子陸上界を盛り上げていく存在になっていきたい。一生懸命走る姿を見ていただいて、それぞれのカテゴリーの人が明るく前向きになれるように、我々のスポーツを通して発信してきたい」と語った。
初期メンバーは芦田和佳と、池野絵莉の2人。26年度は個の競技力向上を第一に、関東学生対校選手権の入賞、日本選手権入賞、日本代表入りを目標に掲げる。27年度は4人ほど入部を想定し、同10月の全日本女子大学駅伝と、28年2月の全国大学対校男女混合駅伝大会での初出場初優勝がターゲットだ。
生活は男子寮から200メートルほど離れた施設で送り、朝練習や合宿などは全て男女合同で行っていく。「今までの発想では男子と女子を一緒にするなという文化があるようですけど、本学では男子を道徳的にきちっとしつけたと自負しているので、ちゃんと同志として朝練習から食事の支度、ストレッチ、補強も一緒にやっている」と原監督。すでに男女合同練習の相乗効果も出ているようで、「朝練習で湖畔1周13キロのところでは男子よりも先に走っていって、高校の時にアベレージ4分20秒ぐらいだったのが、今回は3分50秒ぐらいで出た。男子は『(女子に)抜かれていたら原さんに何を言われるか分からんぞ』と言わんばかりにラインが上がっていく。今のところいい効果が出ている」と明かした。
会見には入部した芦田和佳、池野絵莉も出席。2人とも原監督の熱量と、ハイレベルな環境に引かれて青学大への進学を決断した。芦田は「声をかけていただいてうれしかったことが大きかった。男子駅伝で結果を残されているので、その中で一緒に練習させてもらえるのが楽しみだなと思ったことがきっかけ」と明かし、池野は「監督と話をした時に、とてもわくわくした。この4年間で芦田さんとともに個人の力を磨いて、自分たちの走りで応援や支援をして頂いている方に感謝の気持ちを表現できる走りをしたいと思っている」と力を込めた。
