大相撲“千代丸たん”が引退会見「恥ずかしかったけれどうれしかった」SNS大バズリ感謝、元小結の弟に「知名度は自分の方があった」

引退会見を行った千代丸と九重親方
笑顔を見せる千代丸
会見中も笑顔を見せる千代丸と九重親方
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 大相撲元幕内の千代丸(34)=本名・木下一樹、鹿児島出身=が2日、東京・両国国技館で師匠の九重親方(元大関千代大海)と引退会見を行った。

 今後は若者頭として日本相撲協会に残る千代丸。「スッキリというか、ちょっと気が楽になりました。幕下に落ちて、悔しい気持ちが薄れてきてた部分があり、潮時かと思った」と語った。

 約19年間の現役生活。2013年秋場所で新十両、14年春場所で新入幕。最高位は東前頭5枚目。24年九州場所を最後に関取から遠ざかり、今年春場所は西三段目筆頭で4勝3敗だった。

 「まさかこんなに長いこと取れるとは。弟の千代鳳(元小結、現錦島親方)の存在が大きかった。すぐ番付を抜かれて、(千代鳳は)すぐ関取に上がって、付き人についていた時期もあった。このままじゃ終われないなという気持ちになって、頑張ってこれたかなと思います」

 私生活では23年末に入籍。翌年5月に長男が誕生。家族、弟の錦島親方からはねぎらいの言葉を向けられたという。

 先代(元横綱千代の富士)とともに、現役時代から千代丸を鍛えた九重親方は「打ったら響いてくる。場所ごとに必ず着実に強くなっていく。その成長は本当に楽しかった」と、関取へと駆け上がる時期を回想した。

 千代丸も思い出の一番に、十両昇進を決めた13年名古屋場所千秋楽の十両鬼嵐戦を挙げ「当時は千代鳳の付け人をしていた。もう一人、千代栄がいて。ビンタしてもらって土俵に向かったのを覚えてます。(勝てて)やっと一緒に土俵入りというか、兄弟関取になれて、本当に嬉しかった」と振り返った。

 千代丸を一躍有名にしたのが、10年程前にSNSに投稿された巡業中の寝顔写真。一躍「かわいい」と話題になり“千代丸たん”の愛称で人気者になった。バラエティ番組にも度々登場した。「恥ずかしかったけれどうれしかった。相撲は千代鳳の方が目立ったけれど、知名度は自分の方があったかな」と笑った。

 師匠も「相撲の強さで人気になるというより、可愛らしいとか寝顔とか、うちの部屋じゃありえなかった」と笑顔で述懐。「何をやってんだろうと思いながらも、今まで相撲を見たことのないファンができて、そこから相撲ファンにつながっていったこともあった。(大相撲に)貢献はしたのかな。本当に優しくて、体がまん丸で力持ち。絵に描いたようなお相撲さん。今までの強さイコール人気、という殻を破った。SNSを使って、幅広く愛された辺は、本当に得したんじゃないかな」と続けた。

 断髪式は未定。若者頭への転身を「何かしら協会に残りたかった。話が来て、ぜひお願いします、という感じでした」と明かした千代丸。今後を見据え「早く仕事を覚えていろいろ手助けできるように精一杯頑張りたい」と誓った。

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