競泳 本多灯200バタフライ2位「時間かかったけど着実に進めている」パリ五輪まさか予選落ちから復調気配
「競泳・日本選手権」(20日、東京アクアティクスセンター)
愛知・名古屋アジア大会(9~10月)と、パンパシフィック選手権(8月・米国)の代表選考会を兼ねて行われた。男子200メートルバタフライでは、24年パリ五輪代表の本多灯(イトマン東進)が2位。金メダル候補として臨んだ24年パリ五輪で予選落ちを喫してから不調が続いていたが、派遣標準記録(1分54秒62)に迫る1分54秒78をマークし、復調気配を漂わせた。
持ち前の明るさが戻ってきた。本多は最初の50メートルを5位でターンすると、徐々にギアを上げ、2位でゴール。優勝には届かなかったが、取材エリアでは笑みを浮かべ、「今日まで時間はかかったけど、改めて代表に入りたい気持ちを強くして試合に臨んだ。緊張したけど、目指していたレースができた。着実に進めている実感がある」と、はつらつに振り返った。
24年世界選手権を制し、金メダル候補として臨んだ同年のパリ五輪は、まさかの予選落ち。ショックは大きく、その後はレースを含めて練習に身が入らない日々が続いた。昨年は、ついに4年ぶりに代表から落選。「感情がよく分からない状態で、地に足が付いていなかった」。苦しい時間を過ごした。
ただ次第に「自分のかなえたい夢は水泳で一番になること」と、4年に一度の夢舞台の気持ちが再燃。練習も前向きに取り組めるようになると、1月の北島康介杯で1分54秒91をマークし、今回の日本選手権ではさらにタイムを上げた。
今レースで派遣標準記録は突破できなかったが、自国開催のアジア大会や、他の国際大会に比べて出場枠の多いパンパシフィック選手権の代表に選ばれる可能性は十分にある。「目標は五輪の金メダル。代表に選ばれたとしても選ばれなかったとしても、どんな大会でも全力で、1レース1レースを泳ぎたい」。21年東京五輪銀メダルの実力者が、ここからもう一度、五輪の頂点を目指していく。





