豊昇龍 流血も執念星 右前頭部すりむく「これがあったから勝てた」 天覧相撲へ「燃えるでしょう」

 最初の取り組みで流血した豊昇龍(撮影・持木克友)
 取り直しで伯乃富士(下)を寄り倒しで下した豊昇龍(撮影・持木克友)
 伯ノ富士(左)と豊昇龍(撮影・園田高夫)
3枚

 「大相撲初場所・7日目」(17日、両国国技館)

 横綱豊昇龍は伯乃富士を取り直しの末に寄り倒し、1敗を守った。最初の一番で劣勢から右小手投げを打ち、右前頭部を流血させながら同体に持ち込む執念を実らせた。横綱大の里は攻め込まれながらも大栄翔をはたき込み、新大関安青錦は小結若元春を寄り倒し、ともに1敗を維持。大関琴桜は若隆景をはたき込み5勝目。阿炎が朝乃山に敗れ、全勝は不在。1敗に6人、2敗に9人がひしめく混戦となった。

 ズルリとすりむけた右おでこが痛々しい。豊昇龍は「まだ痛いよ。でもこれがあったから勝てたと思う」と胸を張り、「髪がまた薄くなっちゃった」と苦笑した。

 起死回生の小手投げだった。伯乃富士に左を差され、上手を取れず後退。苦し紛れの強引な投げで、右前頭部を打ち付けながら同体に持ち込んだ。血をにじませた取り直しはさっと右上手を引き、出し投げで崩して、危なげなく寄り倒した。

 先場所で金星を配給した相手を下し、1敗を死守。「集中できた。気持ちも切れていなかった」と話し、最初の小手投げを「反応が良かった」とうなずいた。「正代戦以来じゃないかな。オレは平幕で、それも1月場所、14日目だった」とサラリ。その通り22年初場所14日目、取り直しで大関正代を撃破。確かな記憶力も披露した。

 6場所目で昇進後初優勝を狙う横綱は冬巡業で左膝を負傷。師匠の立浪親方(元小結旭豊)は連日の通院を明かすも、8日目が天覧相撲であることから「そういうのは好きだから。燃えるでしょう」と予告した。

 天覧相撲は20年初場所以来、令和に入って2度目。初経験となる豊昇龍は「気合入れて頑張るしかないね」とキッパリ。1敗で賜杯争いトップに立つも「それは気にしない。一日一番、結果はついてくればいい」と受け流した。叔父の元横綱朝青龍は、新入幕から天覧相撲成績は6勝1敗。その系譜を受け継ぎ、悲願の横綱初優勝へ弾みをつける。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス