ラグビー京産大がSOに2年生太田を大抜てき、12度目の挑戦で初の決勝懸け1・2明大戦

 ラグビーの全国大学選手権は1月2日に準決勝が行われ、5大会連続4強の京産大(関西2位)は初の決勝進出を懸けて明治大(関東対抗戦1位)と対戦する。31日は両校がメンバーを発表。京産大は準々決勝東海大戦でFBに抜てきされ、トライを決めた太田陸斗(2年=京都成章)が、初めてSOに入った。

 関西リーグは途中出場が続いていたが大一番で、今度は司令塔として大抜てきされた。「エリアをうまく取りたい」と語り、キックで相手守備網を崩す考えだ。ラスト1プレーで大逆転した東海大戦は「自分は今年1番くらいの出来でした。強気でやるということは、いつも思っています」と次戦も持ち味を出し切る覚悟を示した。

 支えてくれる人へ、感謝の思いを伝える舞台になる。「僕が(試合に)出ていなくても、母は試合を見に来てくれる。応援してくれる人がたくさんいるので、恩返しの気持ちで力を出し切りたい」。高校時代から愛用する青のヘッドキャップがトレードマーク。元日本代表SOの広瀬佳司監督は「太田が非常に調子がいいので使いたかった」と話しており、副将のSO吉本大悟(4年=東海大大阪仰星)が負傷離脱しているチームをさらに勢いづけたい。

 3番プロップには佐名木風雅(2年=関大北陽)が入り、U23日本代表八田優太(3年=城東)は途中から流れを変える役割を任される。佐名木は「明治は京産の3番を目がけてスクラムを押してくる。プレッシャーはありますけど、(FW)7人に助けてもらって僕が前に出ることができれば勝てる。国立で勝つことが僕たちの目標です」ときっぱり。京産大は過去11度の準決勝は全て敗戦。12度目の正直へ、思いの全てをぶつける。

【全国大学ラグビー選手権大会・準決勝 1月2日、国立】

(第1試合)

早大(対抗戦3位)-帝京大(対抗戦4位)

(第2試合)

明大(対抗戦1位)-京産大(関西2位)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス