渡辺勇大&田口真彩組が初V王手 「泥くさく」逆転 「挑戦者の気持ちで」混合ダブルス決勝相手は松山&緑川組
「バドミントン・全日本総合選手権」(29日、京王アリーナTOKYO)
各種目の準決勝が行われ、混合ダブルスで五輪2大会連続銅メダルの渡辺勇大(J-POWER)が、田口真彩(ACT SAIKYO)とのペアで、霜上雄一(日立情報通信エンジニアリング)保原彩夏(ヨネックス)組に2-1で逆転勝ちし、初Vに王手をかけた。決勝は、今大会がペアデビュー戦の松山奈未(再春館製薬所)緑川大輝(NTT東日本)組と対戦する。女子シングルス決勝には山口茜(再春館製薬所)と前回覇者の宮崎友花(ACT SAIKYO)が駒を進めた。同ダブルスは志田千陽(再春館製薬所)五十嵐有紗(BIPROGY)組が勝ち上がった。
昨年9月にデビューした渡辺、田口組がペアとして初の日本一に王手をかけた。第2ゲームから相手の決め球を田口が拾い続ける粘りのプレーを見せ、逆転。「泥くさく最後までできたことがよかった」と白い歯をこぼした。決勝の相手はパリ五輪女子ダブルス銅メダルの松山と、緑川のペア。渡辺は「運動能力はトップクラスの2人」と警戒しつつ「挑戦者の気持ちで戦うだけ」と気を引き締めた。





