普段厳しいコーチが大絶賛「やっぱり強い。今日は１２０点」教え子、坂本花織の演技に中野園子コーチ「あれだけ追い詰められて…厳しく育ててきてよかった」
「フィギュアスケート・全日本選手権」（２１日、国立代々木競技場）
２６年ミラノ・コルティナ五輪の最終選考会の女子フリーが行われ、今季限りで現役引退を表明しているＳＰ首位の坂本花織（２５）＝シスメックス＝はフリー１５４・９３点、合計２３４・３６点をマークし、１９８５年から８連覇した伊藤みどりさん以来史上５人目となる５連覇を達成。日本女子初の３大会連続五輪代表入りを決めた。
普段は厳しい中野園子コーチも、圧巻の演技にをみせた教え子を力強く抱き締めた。「やっぱり強い。今日は１２０点。私にはできない」と絶賛。「今日のプレッシャーは半端なかった。いつも以上にガチガチでした。苦しかったのでその分、喜びが大きかった。あれだけ追い詰められて一つでもミスしたら若い子達に負けてしまうという切羽詰まったところで出し切れる人はなかなかいない。厳しく育ててきてよかった」と、うなずいた。
