“パティシエスケーター”五輪代表涙の滑り込み フィナンシェ担当 全日本選手権3冠で猛アピ ショートトラック

 「スピードスケート・ショートトラック・全日本選手権」(14日、東京辰巳アイスアリーナ)

 来年2月のミラノ・コルティナ五輪代表を決める最後の選考会として行われた。女子1000メートルでは長森遥南(アンリ・シャルパンティエ)が1分34秒738で優勝し、500メートル、1500メートルに続いて18年ぶりの3冠を達成。男子1000メートルは松林佑倭(アンリ・シャルパンティエ)が1分29秒275で制し、1500メートルとの2冠を果たした。

 長森、松林ともに所属の洋菓子ブランド「アンリ・シャルパンティエ」で仕事をしながら、競技を続ける“パティシエスケーター”。2人合わせて5冠と大会を席巻し、長森は「3冠できると思っていなかった。うれしい。(五輪選考に)最大限のアピールできた」と笑顔を見せ、松林は「プレッシャーに打ち勝つことができた」と胸を張った。

 会社では松林がWチーズケーキを、長森がプティ・ガトーと呼ばれるフィナンシェを担当している。2人とも自身が担当しているお菓子がお気に入り。松林は「2層になっていて下の部分を作っている。食べてみたときにこんなにおいしいものを自分が作ってるんだと思った」と笑いながら明かし、長森は「砂糖とかを入れて(生地を)混ぜ混ぜしている。フィナンシェ作ってるので、ぜひ食べてください」とちゃっかりPRした。

 レース後にはミラノ・コルティナ冬季五輪の代表発表が行われ、長森は代表に決まった。松林は選ばれなかった。

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