元十両の45歳、大雷童が4場所連続勝ち越し「今できることを精いっぱい頑張る」ご当地九州場所で奮闘

 大雷童(左)は突き落としで家の島を下す(撮影・山口登)
 大雷童(撮影・山口登)
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 「大相撲九州場所・14日目」(22日、福岡国際センター)

 西三段目29枚目の大雷童(45)=高田川=が4場所連続の勝ち越しを決めた。家の島(山響)を突き落とし、4勝3敗で場所を終えた。家の島は3勝4敗。

 立ち合いで押し込まれたが、土俵際で右をおっつけ、大雷童が土俵を割るより先に家の島が手をついた。「自分でも驚きました。前に出られなくて、あまりいい勝ち方ではなかった」と語った。今年夏場所から4勝3敗が続く。

 2006年名古屋場所まで6場所十両を経験。以降は幕下以下で土俵を務めてきた。

 福岡県大野城市出身の45歳は、ご当地場所で奮闘し「両親は健在ですが、母親は足を骨折して応援に来られませんでした。いい報告ができそうです」と笑顔を見せた。「できることは以前の半分以下になりましたが、今できることを精いっぱい頑張っています」と今年を総括した。

 来年に向けては「幕下に戻りたいですね。アイツ何やっているんだ、と思われたい」と、2019年初場所以来となる幕下への思いを口にした。

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