豊昇龍-高安の壮絶激闘に館内騒然 鬼の形相で張り合う 豊昇龍制すも最後にダメ押し 粂川審判長から口頭注意受け謝罪「ちょっと熱くなってしまった」

 「大相撲九州場所・12日目」(20日、福岡国際センター)

 横綱豊昇龍は高安との激闘の末に、押し出して2敗を守った。横綱大の里、関脇安青錦も2敗をキープし、大混戦の中で最終盤の3日間を迎える。

 豊昇龍はなかなかまわしの取れない展開となり、高安の突っ張りに豊昇龍もヒートアップ。鬼の形相で張り手を繰り出し応戦。激闘となった。最後はなんとか高安を土俵外へ追いやったが、ややダメ押し気味となり、館内は騒然となった。

 取組後は「ちょっと熱くなってしまった。(顔を張られて)やられたらやり返す感じじゃないですか」と振り返った。最後はなんとか高安を土俵外へ追いやったが、ややダメ押し気味となり、帰り際には粂川審判長(元小結琴稲妻)から口頭注意を受け、謝罪していた。

 NHK中継で解説した琴風親方は「すごい相撲でしたね。鬼気迫るものを感じた」と振り返り、「ちょっと最後ダメ押し気味になってしまいましたけどね、分かんなかったんだろうな。土俵割ってるのが。それぐらいお互いに鬼気迫る、いい1番でした」とうなった。厳しい表情で引き揚げる豊昇龍を「まだ気合が入ってるんじゃないですか」と語っていた。

 【10勝2敗】大の里、安青錦、豊昇龍

 【9勝3敗】時疾風

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