渡辺倫果2位「疲れて死にそうだった」 ファイナル進出は第6戦持ち越し

 「フィギュアスケート・スケートアメリカ」(16日、レークプラシッド)

 女子でSP首位の渡辺倫果(三和建装・法大)はフリー3位の合計210・96点で2位に入った。第2戦3位に続く表彰台。ミラノ・コルティナ五輪代表選考で重要な位置付けとなるGPファイナル(12月・名古屋)進出は決められず、最終第6戦の結果待ちとなった。吉田陽菜(木下アカデミー)は9位。樋口新葉(ノエビア)は11位。昨季世界選手権を初制覇したアリサ・リュウ(米国)が214・27点でSP2位から逆転優勝し、ファイナル初進出を決めた。

 4分間のフリーを演じ切った渡辺は「疲れて死にそうだった」と氷に両膝をついた。第2戦で転倒した大技トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)からの連続ジャンプに成功。2度目のGP優勝には3・31点差で届かなかったものの、攻め抜いた姿勢に収穫を見いだした。

 ファイナル進出は第6戦の結果次第。「次はトリプルアクセルを(SP含め)3本全て決める」と牙を研ぎながら、朗報を待つ。

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