高木美帆 前人未到!1500メートル10連覇 1000メートルと2冠達成 W杯代表権ゲットも課題克服へ全力

 女子1500メートルで10連覇を果たし、声援に応える高木美帆
 女子1500メートルで滑走する高木
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 「スピードスケート・全日本距離別選手権」(26日、エムウェーブ)

 女子1500メートルで高木美帆(31)=TOKIOインカラミ=が1分55秒85で10年連続10度目の優勝を果たした。この種目を2007年まで9年連続で制した田畑真紀を抜き、連覇は全種目を通じて単独最多。1500メートルの優勝回数も田畑の10度に並ぶ最多となった。佐藤綾乃(ANA)が2位。1000メートルで2位だった山田梨央(直富商事)が3位だった。男子1000メートルは山田将矢(ウェルネット)が1分9秒00で7年ぶり2度目の頂点に立ち、新濱立也(高崎健康福祉大職)は7位だった。

 大本命の1500メートルで前人未到の10連覇を達成。高木は1000メートルとの2冠を達成した。レース後には安堵(あんど)の表情。それでも五輪女王は自分に厳しい。「優勝はできたけど、悔しい気持ちはある」と戒めた。

 序盤は順調にラップを刻んだが、終盤でペースが落ちた。同組の佐藤には勝ち切ったが、0秒12差でのゴール。「自信がいまひとつ持ちきれない中で、ひるまずにスピードを作っていくことを目標に掲げていたのでそれは実行できた」と収穫もあったが「後半の内容に課題が残るレースになった」と反省も口にした。

 3日間で500メートル、1000メートル、1500メートル、3000メートルの4種目に出場。ここに至るまでは「“突貫工事”で合わせている部分もある」と試行錯誤の中で迎えた。ただ、終わってみれば「いろんな気づきがあった」という。課題としてきたコーナリングについても「アウトコーナーの滑り方にも取り組んでいかないといけない」と前向きに捉えた。

 今大会には、スケート靴のブレード(刃)を以前に使用していたものに変えて臨んだ。「殻を破る」ためにしている試行錯誤の中の一つ。「ここから先にいくためのアイデアが湧かなくて。休みの日に履いてみた」と高木。「ささいなこと」とは言うが、気分転換もはまれば最高の材料となる。

 ミラノ・コルティナ五輪へのスタートが切られた。五輪代表入りの判断基準となるW杯の代表権も獲得。「現状で言うと、決して高いところにいるとは言えない。今できるようになってきていることを明確にして、自分自身にフォーカスを当てて積み上げていくしかない」。大舞台へ、静かに牙を研ぐ。

 ◆高木のミラノ・コルティナ五輪への道 出場を目指す女子1000メートル、1500メートルの国別最大枠数は3。最終的な枠数は国際スケート連盟(ISU)から12月19日に通知される予定。W杯第4戦までの結果が、平均して3位以内であれば優先的に選考される。残りの枠は、代表選考会に位置づけられている全日本選手権(12月26日開幕、長野市エムウェーブ)の結果によって決まる。

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