大の里ロンドン公演から帰国「すごく充実」視線は九州場所へ「しっかりエンジンかける」
大相撲のロンドン公演(15~19日、英ロイヤル・アルバート・ホール)から横綱大の里(25)=二所ノ関=が21日、東京・羽田空港着の航空便で帰国した。
34年ぶりのロンドン公演は連日大盛況。自身は最終日に横綱豊昇龍との全勝対決に敗れるも、英語で閉幕のスピーチを行うなど、横綱の勤めを果たした。
大の里は「すごい充実した5日間でしたし、長くロンドンに滞在すること自体すごいなと思います」と感慨を口にした。そして、九州場所(11月9日初日、福岡国際センター)へ「もうしっかり切り替えて、九州に向けて頑張りたい」と先を見据えた。
英語のスピーチでは「Hello everyone.London is great.Thank you and see you again.Goodbye」と公演を締めくくった。大の里は「いい経験だったと思う。気が早いですけど、パリでも経験できるよう頑張りたい」と、来年6月の仏パリ公演を見据えた。
ただ、まず見据えるのは九州場所。大の里は「海外巡業も大事ですけど、やっぱり本場所が一番大事」とした上で、「稽古もやれていなかったので、しっかりとエンジンかけて頑張っていきたい」と誓った。
この日は八角理事長(元横綱北勝海)、関脇霧島らと帰国した大の里。相撲協会からの参加者は約120人で、2組に分かれて移動。横綱豊昇龍らは22日に到着する。





