17歳中井亜美 今季世界最高デビュー「点数が出た時は跳びはねるくらい驚いた」 SP冒頭でトリプルアクセルを決める

 「フィギュアスケート・フランス杯」(17日、アンジェ)

 ミラノ・コルティナ五輪シーズン本格化を告げるGPシリーズが開幕し、女子SPは17歳でGPデビュー戦の中井亜美(TOKIOインカラミ)がトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に成功して今季世界最高の78・00点で首位に立った。今季限りで引退する前世界女王の坂本花織(25)=シスメックス=が2位につけた。ペアSPは昨季世界選手権覇者の三浦璃来(23)、木原龍一(33)組(木下グループ)がトップ。GPシリーズの総合成績上位6人、6組が12月に名古屋で開催されるファイナルに進出する。

 ニュースターに観客は総立ちとなった。SP冒頭でトリプルアクセルを決めた中井が、自己ベストを9・00点も更新して今季世界最高得点をマーク。「点数が出た時は跳びはねるくらい驚いた」と頰を紅潮させた。

 五輪シーズンのSPに選んだ「道」は、高橋大輔さんが五輪で銅メダルを獲得した時の音楽だ。9月に2度、高橋さんから技と技をつなぐ間の取り方について直接指導を受け「自信を持って表現できた」という。シニア1年目ながら演技点は実力者の住吉らを上回り、五輪代表争いの勢力図を塗り替える可能性を存分に示した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス