横綱初Vの大の里 新横綱場所の苦戦を糧に「あの経験は2度としたくないと」16年ぶり横綱同士の決定戦に自負「東西横綱が引っ張って盛り上がった」

 「大相撲秋場所・千秋楽」(28日、両国国技館)

 両横綱による楽日決戦は、優勝決定戦で大の里が豊昇龍を寄り倒しで下し、横綱昇進後初の優勝を飾った。

 優勝インタビューでは新横綱で11勝4敗に終わった7月場所についても触れ「先場所苦しい経験して、あの経験は2度としたくないと稽古に励んで、2場所目で優勝できてうれしいです。(先場所は)味わったことのない経験だった」と振り返り、横綱初Vの感慨に浸った。

 本割、決定戦を振り返り「(14日目後に)帰ったら親方に淡々といきなさいと、本割は淡々といかなかったですけど、優勝決定戦は淡々とやることを意識した。(本割は)欲が出てしまった。このままでは終わらせないということで、最後勝ち切れてよかった。なすすべなく何もさせてもらえなかった。すぐに切り替えていった」と、うなずいた。決定戦の物言いを待つ間も「どうかなという感じでしたが、体は勝っていたと思っていた。大丈夫でした」と確信を持っていたことを明かした。

 16年ぶりの横綱同士による優勝決定戦「16年ぶりということでこういう形で東西横綱が引っ張って9月場所は盛り上がったんじゃないかなと思います」と、自覚を漂わせた。

 大の里は本割で豊昇龍に敗れ、13勝2敗で優勝決定戦にもちこまれた。今場所までの過去の対戦成績は2勝6敗。苦手とする相手に並ばれたが、土壇場ではしっかりと豊昇龍を受け止め、土俵外へと追いやった。物言いがついたが、軍配通り勝利となった。

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