大相撲 「しっかり落ち着いていた」豊昇龍が無傷9連勝、大の里が1敗死守!東西横綱のV争いけん引は6年前の白鵬、鶴竜以来
「大相撲秋場所・9日目」(22日、両国国技館)
両横綱がピンチをしのぎ、白星を伸ばした。
豊昇龍(立浪)は押し込まれるも土俵際で左に跳ねるようにいなすと、先場所優勝の琴勝峰(佐渡ケ嶽)は踏みとどまれずに土俵の外へ。突き落としで無傷9連勝とし、単独トップを守った。
豊昇龍は「集中してやりました。しっかり落ち着いていたので良かった」と土俵際の場面を振り返った。
大の里(二所ノ関)は立ち合いでもろ手突きの左が抜け、その勢いで若元春(荒汐)に背中を見せたが、一回転して正対して右を差して反撃。そのまま寄り進み、土俵際のうっちゃりを腰を落としてしのいで寄り倒した。1敗を守り、勝ち越しを決めた。
大の里は背中を見せた場面を「下半身が伸びていなかったのが良かった。(左手が)抜けた瞬間は危ないと思ったが、どっしり構えていたので」と冷静に語った。
東西の両横綱が9日目を終え、全勝と1敗で場所をけん引するのは、2019年名古屋場所の鶴竜と白鵬以来。
豊昇龍は「今日は今日で終わったこと。明日のことを考えて、一日一番大事に相撲を取っていきたい」と前を向いた。大の里は「追う展開なので考えすぎず、(チャンスが)転がってくるものと思って、目の前の一番に集中していく」と語った。
優勝争いは全勝の豊昇龍を、1敗で大の里と正代(時津風)が追う。2敗は新小結安青錦(安治川)、隆の勝(常盤山)、竜電(高田川)の3人。





