佐渡ケ嶽親方、内無双の使い手だった「上手ひねりと間違われたことも」現役時代を回想
「大相撲秋場所・5日目」(18日、両国国技館)
佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)が相撲博物館でトークショーを行い、内無双の思い出を語った。
現役時代は上手投げの印象が強いが、内無双も度々決めている。7月の名古屋場所で安青錦が2度、内無双を決めたことで注目を集めた。親方は「内無双は大好きでした。器用貧乏と言われましたが、覚えたときはうれしくて使いたくなりました。武蔵丸にも決まりました」と述懐した。
親方はトークショー後、内無双について「幕下の優勝決定戦で舞の海に内無双を決められて、いいなあと思った」と述懐。安青錦のように、やや小柄な業師が使うイメージが強い中、旭国らの映像などを参考に独自の内無双を習得したという。1996年の夏場所には、当時大関の武蔵丸を内無双で下している。
親方はトークショー後「肩越しに(上手を)取って、足が見えたらピッとやります。肩越しに取って、相手を押さえつけて、(上手側と)逆の足が出てきたときに、ひねりながら無双を切ります」と振り返った。
相手の足を払う動作が速いため「上手ひねりと間違われたことがあるんです。土佐ノ海とやった時は上手ひねりになりましたが、実は内無双だったんですよ」とも語っていた。




