福部真子が世界陸上応援への感謝と菊池病への思い「まだまだアスリートとして生きていきたい」 厚くて高い世界の壁に「マイペースにチャレンジ」と決意
陸上女子100メートル障害の福部真子が17日、自身のインスタグラムを更新。「世界陸上、ほんとに沢山の応援ありがとうございました」と準決勝進出を果たした陸上世界選手権での応援に感謝をつづるとともに、昨秋に発症した菊池病への思いも記した。
福部は「菊池病になって失ったものもあったけど小さな幸せに気づけたり、人の優しさ温かさに触れる機会が増えたり、逆に人に優しくできたち、陸上界とは別の場所にチームができたようなそんな感覚になれたり、得たものもありました」とし、「こう思えるようになったのも、応援してくれて背中を押してくれた皆さんのおかげです」と再び感謝した。
リンパ節に良性の炎症が起きる原因不明の病。福部は「菊池病の認知度が高まることを願う反面、自分の名前の横に『菊池病』と付いているのを見る度現実を突きつけられているようで嫌な気持ちになったり」などと複雑な思いも吐露した。それでも「病気の自分を受け入れてしまったらアスリートの自分が消えちゃうんじゃないか。そう思うと怖くて、やっぱりまだ受け入れられない」とし「ってことは、まだまだアスリートとして生きていきたいってことだろうから、本能に従いながら世界の壁は厚くて高いけどマイペースにチャレンジし続けたいな」と決意表明した。
福部は15日の同種目準決勝で13秒08の1組8着。決勝進出はならなかったが菊池病による体調不良とも戦いながらもの力走を終えた。この日は最後に「21日まで世界陸上は続くのでこれからは全力応援ダー!」と締めくくった。





