男子110m障害予選の泉谷の出遅れに山崎強化委員長が言及「(号砲が)遅いのはしょうがない」「(隣が)ピクついた部分に関してはスターターの裁量」
「陸上・世界選手権」(17日、国立競技場)
試合開始前に、山崎一彦強化委員長が大会中間総括取材に応じた。男子110メートル障害の予選で泉谷駿介(住友電工)がスタートで出遅れた件について言及。泉谷は、隣のレーンの選手の動きの影響で出遅れたとしていたが、山崎強化委員長は「人間は生きている以上、(完全に)静止できない。静止という範疇の中でスタートが行われたという判断。明らかに前に出たらフライングというのが最近のルール。ピクついた部分に関しては、スターターの裁量。(今大会で)フライングは多いが、スタートになったら出るという定義だから、(号砲が)遅いのはしょうがない」と語った。
泉谷は15日の予選で、スタートで大きく出遅れた。リアクションタイムは、組で最も遅い0・325秒。出遅れた理由について「横の選手がピクついて。やり直しかなと思ったらそのまま行った」と話し、「日本だったら当たり前のようにやり直しがあるけど、いざ自分が横のレーンで被害者になってみると、こんな感じなんだなと学びましたね」と苦笑いしていた。





