混合1600メートルリレー 8位入賞 日本新記録も予選敗退から一転!ケニア失格繰り上がりで進出 悔し涙がうれし涙に

 混合1600メートルリレー予選で日本新をマークした(左から)松本奈菜子、井戸アビゲイル風果、吉津拓歩、今泉堅貴
 混合1600メートルリレー決勝を終えた(左から)松本奈菜子、今泉堅貴、井戸アビゲイル風果、吉津拓歩(撮影・石井剣太郎)
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 「陸上・世界選手権・混合1600メートルリレー決勝」(13日、国立競技場)

 混合1600メートルリレーの日本は8位入賞した。

 悔し涙がうれし涙に変わったが、最後は悔しさが残った。日本は予選で、3分12秒08の日本新記録を出して組5着。タイムで及ばず一時は予選落ちしかけたが、2組のケニアが失格となったため、繰り上がりで決勝進出を決めた。決勝は3分17秒53で8位だった。

 予選は、これまでの日本記録3分15秒71を3秒以上更新するタイムでゴールしたが予選敗退が濃厚となり、吉津、松本は涙が止まらなかった。しかしケニアが内側のラインを踏み失格。19年ドーハ大会で同種目が採用されて以来、初の決勝となり、今泉は「何も言えないっす」と感激だった。

 舞い降りてきた決勝の舞台では吉津、井戸、今泉、松本の順で懸命にバトンをつないだ。今泉はイタリアと7~8位を競い合った。続く井戸は一時浮上したが、直線で抜き返され、そのまま順位は変わらなかった。レース後、4人は膝に手をつき疲れ切った表情。それでも、出せる力を出し切った。

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