ロコ・ソラーレ強し!開幕2連勝で決勝進出に王手 怒とうの4連続スチールでSC軽井沢クに圧勝 ライバル連破で代表に前進 藤沢「チャンス決めきれた」

 「カーリング・ミラノ・コルティナ五輪最終予選代表決定戦」(11日、みどりスポーツパーク)

 ミラノ・コルティナ五輪を巡る代表争いの最終選考会が開幕し、女子1次リーグが行われた。3大会連続五輪出場を狙う18年平昌、22年北京五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレは、2戦目で24年日本選手権女王のSC軽井沢クラブを13-4で下し、この日の午前に行われたフォルティウス戦に続き、開幕2連勝。初日で両チームから白星を挙げ、上位2チームによる決勝進出に王手をかけた。夜の試合でSC軽井沢クがフォルティウスを下し、1勝1敗、フォルティウスは2連敗で厳しいスタートとなった。

 第1エンドはブランク。第2エンドは1点を取らせる展開を作り、第3エンドを有利な後攻で迎えた。冷静に2点を奪って逆転すると、第4エンドは3点スチールのビッグエンド。スキップ藤沢五月らの的確なショットでガードストーンを密集させ、相手には円の中心に石を入れさせない完璧な試合運びで、SC軽井沢クを圧倒した。続く第6エンドも似た展開となり、また3点スチール。さらに第7エンドも1点をスチールし、怒とうの4連続スチールで10-1までリードを広げ、そのまま押し切った。第9エンドを終えて、13-4となり、決着した。

 1次リーグの成績は決勝にも持ち越されるため、代表決定に一歩前進した。1次リーグ2日目の12日は午前8時からSC軽井沢ク、午後1時からフォルティウスと対戦。3勝目をあげれば決勝進出が決定。無傷の4連勝なら代表決定に王手をかけることになる。初日を終えて藤沢は「まずはしっかりチャンスで決めきれたのと、相手にプレッシャーのあるショットを投げさせることができた。きょう2勝しましたけど、明日も一投が大事。気持ちを切らさずいい緊張感で臨みたい」と気持ちを引き締めた。

 ◆カーリングのミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選の代表決定戦の大会方式

 女子は3チーム(ロコ・ソラーレ、フォルティウス、SC軽井沢ク)で1次リーグを行い、総当たりで2度ずつ対戦する。上位2チームが当該対戦成績を持ち越し、3戦先勝方式の決勝を行う。優勝チームはミラノ・コルティナ五輪最終予選(12月、ケロウナ)に出場。上位2カ国に与えられる本戦出場権の獲得を目指す。

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