女子バレー アクバシュ監督が総括 28年ロス五輪へ「明るい将来が見えた」 23歳佐藤淑乃に「古賀選手の後を引き継いでくれた」

 バレーボール女子日本代表のフェルハト・アクバシュ監督が10日、オンラインで記者会見した。世界選手権を4位で終え、「最初から最後まで熱意、パッションを切らさないところを、私たちは全力でやってきた。新しいチームということで、それをうまくやれてきた。今後も継続してやっていきたい」と今季を総括した。

 指揮官は就任1季目。28年に行われるロサンゼルス五輪に向け、女子日本代表初の外国人監督としてチームを率いている。

 ネーションズリーグ、世界選手権の結果はともに4位。「私たちが注力するところは、チームをより向上させること。結果はそこまでこだわっていななかったが、両方とも決勝ラウンド、準決勝に進むことができたので、大会期間中に非常に改善できた。結果として大変満足しているという風には言えないが、この結果を受けて、明るい将来が見えた」と語った。

 世界選手権の3位決定戦・ブラジル戦でチーム最多の34得点を決めた佐藤淑乃には「非常に明るい未来の、素晴らしい選手のひとり」と評価。「スキルを全部持っている選手だと感じている。チームの中で責任があったわけではなかったが、今大会で大変な状況になったとき、素晴らしい戦いぶりを見せてくれた。古賀(紗理那)選手が引退されて、その後のポジションを埋める選手を見つける必要があった。古賀選手の後をしっかり引き継いでくれた」とした。

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