フィギュア 三浦佳生“戦略的休養”で五輪シーズン準備着々 4回転2種着氷217・60点で優勝

 「フィギュアスケート・東京夏季競技大会」(24日、Dydoアリーナ)

 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)が、フリー143・58点、合計217・60点で1位だった。

 冒頭の4回転ループをこらえると、4回転サルコー、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は着氷。「4分間を通してできるような体力がない、足が追い付いてない」と終盤はジャンプが乱れたが、それでも前回のサマーカップのフリー(104・63点)より点数をアップさせた。「トレーニングの成果が出せている。この方法で間違っていない」と手応えを口にした。

 来年2月に開幕が迫ったミラノ・コルティナ五輪の出場をかけた勝負のシーズン。左太ももの負傷と付き合いながら、状態を上げている。最近では週1~2回の完全オフを作る“戦略的休養”を取り入れ、メリハリを付けて強化中。「練習の強度が高くなるとリスクも高くなる。そういった休養が大事」と狙いを語り、「氷で通す練習を徐々に増やしている。継続して陸と氷の(練習回)数を増やして、さらにギアを上げていきたい」と、次戦のチャレンジャーシリーズ・木下グループ杯(9月5日開幕、関空アイスアリーナ)を見据えた。

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