2025.08.21

ラグビーリーグワン　ＮＥＣがグリーンロケッツ東葛の譲渡を検討「チームをさらに発展させていくことは困難と判断」

譲渡へ向けた検討を開始した東葛。元日本代表の田中史朗もプレーした（２０２２年１月撮影）

拡大

　ラグビーのリーグワン２部、ＮＥＣグリーンロケッツ東葛を運営するＮＥＣは２０日、２０２５～２６年シーズン終了後のチーム譲渡へ向けた検討を開始したと発表した。１９８５年創部で日本選手権３度優勝の実績がある。ＮＥＣは「中長期にわたり持続可能な形でチームをさらに発展させていくことは困難と判断した」との声明を出した。

　１２月までに譲渡先が見つからなければ、リーグを退会する。２２年にスタートしたリーグワンでは、同年に当時３部の宗像サニックスブルースが活動休止で退会した例がある。オンラインで記者会見したリーグワンの東海林一専務理事は「大変残念で、非常に重く受け止めている」と語った。

　チームはＮＥＣが前身。０３年に日本選手権を初制覇し、０４年には当時のトップリーグ上位によるマイクロソフトカップも優勝。過去には元日本代表の箕内拓郎、田村優、田中史朗らが所属。リーグワンでは２２～２３年シーズンまで１部で戦って降格し、２４～２５年シーズンは２部３位だった。