鍵山優真が合計289・72点で優勝 フリー204・78点で圧倒し「全部のジャンプを降りてやるっていう気持ちで臨んだ」

 「フィギュアスケート・サマーカップ」(11日、木下カンセーアイスアリーナ)

 男子フリーが行われ、22年北京五輪銀メダルの鍵山優真(22)=オリエンタルバイオ・中京大=が204・78をマークし、合計289・72点で優勝した。「全部のジャンプを絶対降りてやるっていう気持ちで臨んだ。後半のトーループはちょっと細かいミスがあって笑えてきちゃったんですけど、自分の中では後半のフリップ-ループとか緊張していたので、そこがちゃんとできてすごくうれしい」と振り返った。

 今できる最高を絞り出し、心地よく歓声を浴びた。荒川静香さんが06年トリノ五輪で金メダルを取った「トゥーランドット」を使用した新フリー。壮大なメロディーに乗り、冒頭の4回転サルコーを着氷すると、続く4回転トーループからの連続ジャンプも華麗に飛んだ。後半には、イナバウアを披露。「自分のやるべきことをしっかり全部こなすっていうのがこの試合での目標だったので、それができてすごく良かった」と笑顔だった。

 練習の延長線上と位置づける今大会から確かな手応えを持ち帰る。来年のミラノ五輪へ「シーズン序盤とはいえ、オリンピックシーズンはローカル試合から練習してきた。次のチャレンジャーシリーズやグランプリシリーズに向けてもっと成長していきたい」と力を込めた。

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