シダマツ 国内最終戦は4強終戦も「ジャパンオープンとしては出来すぎ」 大会最高成績で幕
「バドミントン・ジャパン・オープン」(19日、東京体育館)
準決勝が行われ、昨夏のパリ五輪銅メダルで、8月の世界選手権(パリ)限りでの解散を発表した世界ランク2位・志田千陽、松山奈未組(再春館製薬)が、同3位のペアルイ・タン、ムラリタラン・ティー組に0-2のストレート負けを喫した。
パリ五輪の3位決定戦で戦った相手との試合だった。第1ゲームは、4-3から8連続失点。緩急をつけた攻撃や強打などで必死に食らい付いたが、マレーシアペアのネット前の巧みな裁きに翻弄(ほんろう)された。第2ゲームも試合開始から5連続失点。流れをつかめず、カウンターを決められるなどし、押し切られた。
国内最終戦を終えた2人。志田は「球がちょっと単調すぎたのは反省点」、松山は「すごく悔いの残る最後の大会だった」としたが、ジャパンオープンでは最高成績の4強入り。たくさんの声援を受けて戦った今大会に、志田は「ジャパンオープンとしては出来すぎ。この1週間を通して、シダマツらしさは出せた」、松山は「幸せな空間だった」と笑顔を浮かべた。
8月に行われる世界選手権がシダマツとして迎える最後の大会。松山は「今日の試合は完敗だったので、課題になった。でも、世界選手権前にこの課題を自分たちがもらたことはプラスにして、今日の反省をしっかり生かして頑張りたい」と力を込めた。





