元中学横綱が名門校中退し前相撲デビュー、西村「この気持ちを忘れないように」大相撲名古屋場所

 佐藤(左)を寄り切った西村(撮影・坂部計介)
 記者の質問に答える西村(代表撮影)
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 「大相撲名古屋場所・3日目」(15日、IGアリーナ)

 前相撲が行われ、今場所の新弟子検査に合格した西村(18)=本名・西村和真、音羽山=が佐藤(荒汐)を寄り切り、白星デビューを飾った。

 立ち合いで右を差し、左上手をつかんで一方的に寄り切った。「大相撲は土俵からの見え方が違う。緊張しました。この気持ちを忘れないようにしたい」と語った。

 京都・宇治市出身で小1から京都相撲教室で相撲を始め、柔道、水泳、ラグビー、レスリングと並行したが、相撲留学した鳥取・東伯中から相撲に専念。中学横綱、白鵬杯優勝を果たし、鳥取城北に進んでいた。今年の高校横綱候補だったが「親方の相撲、人柄にも憧れて」と、高校を中退して6月に音羽山親方(元横綱鶴竜)が師匠の部屋に入門した。

 高校時代から元大関北天佑に憧れているという。自身が生まれる前に死去し、主に1980年代後半に活躍した力士だが、動画サイトで相撲を見て「力強さ、渋いのがカッコイイ」と思うようになった。

 今後の活躍が見込まれるホープは関取へ「一場所でも早く上がりたい」と意欲に満ちていた。

 

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