ディーン元気 13年ぶり自己ベスト2位「脳のリミッター外れた」世界選手権代表入りへ前進

 男子やり投げ決勝で敗れたディーン元気(撮影・石井剣太郎)
 男子やり投げで敗れたディーン元気(撮影・石井剣太郎)
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 「陸上・日本選手権」(5日、国立競技場)

 世界選手権東京大会(9月、国立競技場)の代表選考を兼ね、男子やり投げ決勝が行われた。パリ五輪代表のディーン元気(ミズノ)が、13年ぶりの自己ベストとなる84メートル66で2位に入った。参加標準記録(85メートル50)は満たせなかったが、開催国枠エントリー設定記録(81メートル29)を突破し、3大会連続の世界選手権出場に前進した。

 神経圧迫を伴う腰痛で3投目まで記録を伸ばせなかったが、「教えている巌くんに抜かれてリミット解除できた」。4投目で83メートル97を投げ、暫定トップ。5投目で崎山雄太(愛媛競技力本部)に抜かれたが、最終投で84メートル66にさらに記録を伸ばし、2位を死守した。ディーンは「一番は(同世代の)新井(涼平)くんとできて最高。楽しかった。自己ベストもみんなのおかげ。メモリアルな1日」と感極まった。

 自国開催の大舞台、さらに先の28年ロサンゼルス五輪を見据える。「今日で脳のリミッターが外れたと思う。後輩の背中を追って頑張って、世界陸上ではリミッターを外した投てきができるように頑張りたい」と気持ちを込めた。

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