豊昇龍、大の里が6年ぶり東西横綱で奉納土俵入り 熱田神宮に響く「高安頑張れ」
「大相撲名古屋場所」(13日初日、IGアリーナ)
名古屋場所恒例の奉納土俵入りが5日、名古屋市の熱田神宮で行われ、横綱豊昇龍(立浪)と新横綱大の里(二所ノ関)が、5000人の観衆を前に雲竜型を披露した。
昨年は照ノ富士が一人横綱で行った。7月に東西の横綱がそろうのは2020年の白鵬、鶴竜以来だが、当時はコロナ禍のため両国国技館で「七月場所」として実施。名古屋場所前に熱田神宮で東西横綱の土俵入りが行われるのは、19年の白鵬と鶴竜以来となった。
ゆっくりとしたせり上がりが印象的な豊昇龍は太刀持ちに平戸海、露払いに明生を従えた。「昨年は大関で参拝だけだった。土俵入りもちゃんとできたし、これからもしっかり集中して、ファンの皆さんが喜ぶ相撲を取りたい。たくさんの人が今日来てくれたので嬉しく思う。15日間、しっかり頑張れると思う」と語った。
せり上がりが急な大の里は、太刀持ちに高安、露払いに隆の勝を従えた。「たくさんのお客さんの前で熱田神宮の土俵入りを経験できてうれしく思う。もう1週間しかないし、しっかり準備して、万全の状態で場所に臨めるよう頑張りたい」と誓った。
引き揚げる際は、両横綱の他に「高安頑張れ」など高安への声援が目立っていた。高安は夏場所は東小結で6勝9敗も、番付運に恵まれて史上初のケースで、西小結に残留している。





