大相撲 元横綱朝青龍のおい、天狼星が7戦全勝「まだ決定戦が残っている」序二段V狙う

 天狼星と話す宮城野親方(撮影・佐々木彰尚)
 高野(右)を引き落としで破る天狼星(撮影・佐々木彰尚)
2枚

 「大相撲夏場所・13日目」(23日、両国国技館)

 東序二段61枚目・天狼星(錣山)が高野(木瀬)を引き落とし、初日から7連勝とした。

 強い立ち合いの直後に相手がぱたりと手をついた。「当たってから前に出てまわしを取ろうと思ったら相手が落ちた」と取組を振り返った。

 今年初場所で初土俵。春場所は序ノ口で5勝2敗に終わった。「2敗して悔しかった。いい稽古をして、前に出る相撲をやってきた」と力を付けた。千秋楽に同じく7勝の峰刄(錣山)と同部屋決定戦に臨む。

 天狼星は「まだ決定戦が残っている」と気を引き締めた。自信が出る取り口を「右でも左でも前みつを取って頭を付ける。一番力が出ます」と話していた。

 天狼星の叔父は第68代横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏で、いとこは横綱豊昇龍。

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