朝乃山が勝ち越し「うれしい、という気持ちはない」 関取復帰に黒星の反省生かす

「大相撲夏場所・10日目」(20日、両国国技館)

 大関経験者の東幕下14枚目、朝乃山(31)=高砂=が鳴滝(伊勢ノ海)を突き出し、4勝1敗と勝ち越しを決めた。鳴滝は3勝2敗。

 当たって、いなし、体勢を崩した相手を突き出した。「今日もケガなく終われて良かった。勝ち越してうれしい、という気持ちはない。あと2番勝って(来場所の)番付を上げたい」と誓った。

 全勝なら十両復帰だったが、4日目に初黒星。そこから3連勝し「切り替えないと。十両、幕内に戻るには切り替えも大事」とうなずく。4場所連続休場から復帰した春場所の三段目と違い、幕内上位では相手に「一発食ってやろうという気持ちは感じる」と言うだけに、「土俵の上では集中したい」と気を引き締めていた。

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