初代SVリーグ王者のサントリーが圧勝 ムセルスキー無双 高橋藍は勝負どころでサービスエース3発

 「バレーボール男子・アジア・チャンピオンズリーグ、サントリー3-0クイーンズランド・パイレーツ」(11日、パナソニックアリーナ)

 日本開催のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)が行われ、SVリーグ初代王者で1次リーグB組のサントリーが、オーストラリア代表チームに圧勝を収めた。

 ロシア代表で218センチの長身オポジット・ドミトリー・ムセルスキーが無双の活躍を見せた。異次元の高さとパワーを生かしたプレーに相手はなす術なし。第1セットは5度のアタック成功などで個人8得点を記録すると、以降も相手を力で押し切った。第3セットはベンチに下がったものの、出場2セットでチーム最多の計13得点を挙げた。

 日本代表アウトサイドヒッターの高橋藍も勝負どころで力を発揮。第2セットは11-10の状況で自身のサーブローテーションが回ってくると、3度のサービスエースを決め、一気に相手を突き放した。

 チームは最終セットで大幅なメンバー変更を行うなど主力を温存。それでも、地力の違いを見せてきっちりとセットを奪取。アジア制覇へ順調な滑り出しを見せた。

 ◆アジア・チャンピオンズリーグ(ACL) 1999年に「AVCカップ」の名称で始まったバレーボールのアジア地域のクラブ王者を決定する大会。12クラブが4組に分かれて1次リーグを行い、各組上位2クラブが決勝トーナメントに進出する。優勝、準優勝クラブには12月の世界クラブ選手権の出場権が与えられる。優勝賞金は2万ドル。

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