霧島だめ押し見解分かれる 高田川親方「だめ押しではなくて…」舞の海氏「これはやってはいけない」

 豪ノ山(右)を寄り切りで破る霧島
 豪ノ山(右)と攻め合う霧島。寄り切りで下す
 豪ノ山(右)を寄り切りで破る霧島
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 「大相撲夏場所・初日」(11日、両国国技館)

 関脇霧島(音羽山)が、平幕豪ノ山を下した。ただ寄り切りで俵を割った後、再度土俵下に押し出し、さらに土俵の下でも頭を右手で押す“だめ押し”。場内は不穏な空気に包まれた。

 NHKで解説を務めた舞の海秀平氏(56)は「勝つにはかったんですけど、お互い土俵下に降りた時にもう一度だめ押してるんですよね。これはやってはいけない」とし、元大関の琴風氏も「勝負が終わったらさっと分かれないと。これは注意した方がいいね。師匠(元鶴竜の音羽山親方)がちょうど土俵下にいますよ。帰ったら大目玉ですね」と注意した。

 ただ幕内後半の審判長を務めた高田川親方(元関脇安芸乃島)は「だめ押しではなく、最近は土俵際の詰めが甘くて負けているから厳しく最後まで攻めたのだと思う」とかばった。

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