2025.05.04

柔道　東京五輪金メダルの高藤直寿「ロスは僕が出る」２大会ぶり五輪挑戦を明言

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　柔道男子で、２１年東京五輪６０キロ級金メダルの高藤直寿（パーク２４）が４日、都内で取材に応じ、「いろんな活動をやりつつも僕は柔道選手。ロス五輪は僕が出ようと思っている」と力強く宣言した。

　同階級の永山竜樹（パーク２４）に敗れ、昨夏のパリ五輪代表を逃してから、次の五輪については明言してこなかった高藤。この日は２８年ロサンゼルス五輪への挑戦を宣言し、「そこの気持ちは強く持っている。永山選手もいますし、まずはそこまでたどり着きたい。今度は追う立場で４年間やりたい」と決意を込めた。

　この日は都内の講道館で開催される全国少年大会の合同錬成に、講師として参加。乱取りでは組んだ小学生の両親が見やすい位置に移動するなど、同じ親としての気遣いを見せた。「この大会は僕も出ていた。貴重な体験で思い出に残っている。お父さんとお母さんが、講道館で五輪チャンピオンと子どもが柔道しているところを、いいところで見せてあげたいと思った。だから率先してそういう動きをした」と理由を語った。