復活目指す朝乃山が3連勝 18歳ホープを一蹴「ザンバラに負けたくなかった」
「大相撲春場所・5日目」(13日、エディオンアリーナ大阪)
大関経験者の西三段目21枚目の朝乃山(高砂)が碇潟(伊勢ノ海)と対戦。寄り切って3連勝とした。
碇潟は埼玉栄高から今年初場所に三段目付け出しでデビューし6勝1敗の好成績を残した18歳の若手注目株。
朝乃山は「相手は勢いもありますし、ザンバラなので負けたくなかった」と意識。落合(現伯桜鵬)以来のザンバラ力士を相手に、低い立ち合いを受け止め体を起こし、回り込む相手に動じずに押し倒した。「相手をしっかり見た」とうなずいた。
昨年名古屋場所4日目の取組で左膝重傷を負い、手術とリハビリで3場所を全休。大関時代の不祥事で6場所出場停止となって以来の三段目に番付を下げていた。
大きな声援を背に土俵に上がった朝乃山は「きょうも温かい声援をいただいたので、悔いのないよう自分の相撲をしっかり取っていきたい」と気を引き締めた。