52歳・葛西紀明 今季初のW杯で「やっちまった~」国内2週連続Vもまさかの予選落ち

 「ノルディックスキー・ジャンプ男子W杯」(14日、大倉山ジャンプ競技場)

 予選が行われ、五輪8大会出場の葛西紀明(52)=土屋ホーム=は97メートルの49点で52位となり、15日の本戦に進めなかった。自身が持つW杯個人出場「578」のギネス記録更新は、16日の予選にお預けとなった。2022年北京五輪ノーマルヒル金メダルの小林陵侑(チームROY)は130メートルを飛び、118・2点の7位で通過した。

 飛び終えたレジェンドは、報道陣が問いかける前に苦笑いしながら口を開いた。「やっちまった~」。葛西が今季初のW杯で、まさかの予選落ち。直近の国内大会では2週連続で優勝していただけに、悔しさがあふれた。

 公式練習1本目は130メートルに迫るビッグジャンプ。ただ、2本目は「変な風」にあおられて距離を伸ばせなかった。そのまま迎えた予選。風への不安、予選通過に向けた気負いなど、いろんな感情が混ざり合い、平常時の飛行ができず。「普通に飛べば予選は全然通るけど、ただ失敗したら残れないな…という変なプレッシャーもあった。ジャンプがかみ合わなかった」と唇をかんだ。

 16日には、もう一度予選が行われる。「またいい経験になった。これを生かして次の試合も頑張りたい」と、最後は明るく前を向いた。

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