元横綱白鵬が現役時代さながらの白まわし姿で汗 白鵬杯の海外選手に稽古つける
元横綱白鵬の宮城野親方が10日、翌日開催の国際少年相撲大会「第15回白鵬杯」(両国国技館)に出場する海外チームの合同稽古で白まわし姿を披露。引退から3年半が過ぎても力士らしい体つきで、相撲少年たちに胸を出した。
史上最多45回の幕内優勝を誇る宮城野親方。国技館の相撲教習所で四股、すり足の大切さを説き、胸を出して海外選手たちに押させた。全身の肌にうっすらを汗を浮かべながら、楽しそうな笑顔が印象的だった。
ブラジル、タイ、ジョージア、モンゴルなど約45選手が参加。親方は「いい交流ができたかなと思います。(土の)土俵がない国もあるので、土の感覚を経験してほしい」と笑顔を浮かべた。
現役時代から続ける白鵬杯。15年目の節目に「あっという間ですね。続けられて良かった。(子どもたちを)教えていると一生懸命になる。また日本に来たい、白鵬杯に出たい、と思ってもらえれば」と汗を拭った。
同大会にはジョージアも参加。同国の相撲協会理事長で元小結黒海のレヴァン・ツァグリア氏が昨年に続き来日。弟で元三段目司海のギオルギ・ツァグリアの息子が選手として参加する。国際大会で同国は好成績を挙げており「日本の大相撲にも入って欲しいね」と、期待を寄せていた。
同大会は過去最多となる15の国と地域、1100人以上がエントリー。現役の親方10人以上の子息も参加する。




