北海道銀行が涙のロコ撃破!圧勝で2大会連続決勝進出 スキップ仁平涙止まらず「辛かった」Vなら五輪に望み「私たちの時代にしていきたい」
「カーリング・日本選手権」(8日、横浜BUNTAI)
女子準決勝が行われ、昨年準優勝の北海道銀行は18年平昌五輪、22年北京五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレに11-5で勝利し、2大会連続の決勝進出を決めた。9日の決勝ではフォルティウスと対戦。勝った方が9月末までに行われる五輪代表候補決定戦に進出。負ければ五輪の可能性が消滅する。
若さと勢いがミラクルチームを飲み込んだ。今季ロコを相手に5勝2敗と相性の良さをみせる北海道銀行は第1エンドにフォース田畑がダブルテークアウトが決まり、2点を獲得。さらに第3エンドにはロコ藤沢の最終投が、中央をスルー。絶好機を迎えると、田畑はしっかりとロコのナンバー1をはじき、4点のビッグエンドとなった。その後はロコに追い上げられる場面もあったが、第8エンドも最後に藤沢のドローが短くなり、3点のスチールに成功。ここでロコが負けを認めるコンシードを出した。
スキップでサードの仁平美来は、負ければ五輪消滅の重圧の中での試合を終え「つらかった」と涙。「明日また決勝で試合ができるのをうれしく思います。焦りと悩みがずっと試合の中であって、最後はみんなを信じて勝つことができてよかったです」と、声を詰まらせた。
フォルティウスとの決勝に向けて「フォルティウスさんはショットの精度も高くて、2次リーグでは私たちが決めきれないところで負けた。100%、200%決め切りたい」と見据え「私たちの時代にしていきたいですし、若い世代がどんどん出てきて日本のカーリングを盛りあげられたら」と、誓った。