新十両嘉陽 母校で化粧まわし贈呈式「ここに来る坂道を毎日歩いて上がってきた」と感慨

 母校での化粧まわし贈呈式に出席した嘉陽
 新十両昇進を祝福する記念品を贈られた嘉陽
 母校の後輩に拍手で祝福される嘉陽
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 大相撲名古屋場所(7月14日初日、ドルフィンズアリーナ)に新十両として臨む嘉陽(中村)が11日、母校の新潟・海洋高で行われた化粧まわし贈呈式に、師匠の中村親方(元関脇嘉風)とともに出席した。

 「ここに来る坂道を中学、高校の時は毎日歩いて上がってきたな」と感慨深げ。同高OBで1学年下の小結大の里、同学年の十両白熊とともに過ごした思い出を「毎日遅い時間まで稽古して、次の日は朝早い時間から稽古する繰り返しの毎日だった。みんなで『きつい、きつい』って弱音を吐いていました」と冗談交じりに振り返り、笑いを誘った。

 在校生ら約250人の歓迎を受け「地元の人が応援してくださってできた化粧まわし。本場所で締めて勝てるように。現状に満足せず、上を目指して頑張っていく」と意気込みも新た。大の里、白熊と同じ関取となり「たくさん勝っていい報告ができるように頑張りたい」と負けない活躍を誓った。

 身長171センチと恵まれてはいない体格で新十両に昇進。同校相撲部の田海哲也総監督は「夢のよう。よくやってくれた。中学の時は補欠にも入れなくても頑張って、やり通したことでしっかり根が生えたのでは」と教え子を絶賛。相次ぐOBの活躍に「後輩たちのかなりの刺激になっている」と目を細めた。

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